出会いの法則
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ソース(朝日新聞・WEB論座) 日頃ニュースを聞いていて、「誰かもっとコレ調べてよ!」と思うことがある。 うさん臭いニオイがするのでもっと掘り下げてほしいのに、とおりいっぺんの報道しかなされず、他の人たちも報道どおりに受けとめて文句を いわず、自分だけが情報のなさと周囲の無関心さにジタバタする、そんな類のニュースである。 最近では子宮頸がん予防ワクチンの問題がそうであって、なぜここにきて急に脚光をあびだしたのか、副作用はないのか等々、ディープな 情報を求めているのだが、日本の大手メディアはそうした関心に応える報道をしない(と朝日新聞社が運営するウェブサイトでいってみる)。 のきなみ、「高価なので公費助成が必要」「ワクチン接種だけでなく、日ごろから検診を受けるべき」といったことばかり報道している。基本的 には、ワクチンの有効性を認めるちょうちん記事といってよい。 そうした報道に呼応するかのように、全国の自治体では、自己負担なら4〜6万円する費用の公費助成を開始した。 (中略) ■ワクチンの有効性に疑問 ■知識や環境よりも薬を優先 なぜそんなに急ぐのか。うさん臭さが強烈になってくる。情報がほしい。仕方がないので、自分で調べてみた。結果、ワクチンを支持できないと いう結論に達した。理由は以下だ。第一に、ワクチンの有効性に疑問が持たれるということである。 (中略) 第二に、HPVワクチンよりも先に少女に与えるべきものがあるのに、それがなされないままワクチンだけが推進されるのが、なんともイヤな感じだ。 いま、少女と書いた。子宮頸がんの原因は男性との性行為にあると見られているので、ワクチンの接種は、性行為を開始する前のなるべく 早い時期がよいとされる。それで、日本産婦人科学会などは11〜14歳への接種をすすめている。 少女たちは潜在的な「性行為をする存在」と見なされていることになる。それで、薬が与えられている。だが、幸福な性生活を送るのに必要な 知識や環境は与えられているだろうか? 薬よりも先に社会が付与すべきものがあるのではないか? 優先順位を間違えてはいまいか? この国は若い人たちに性教育をほどこすことに及び腰だ。2002年、中学生向けの性教育本『思春期のためのラブ&ボディBOOK』の回収が 国会で主張され、やがて絶版になった。2003年には、東京都の七生養護学校に、都議が強権的にふみこんで、定評のあった性教育の授業 を中止させ、教材を没収した。性教育バッシングの「過激ぶり」は一時ほどではなくなったが、性教育がさかんになったという話は聞かない。 じゅうぶんな性知識や、したい時にセックスをし、したくない時にはしないですむ性の自己決定権を、若い人たちが獲得しているとは今なお いいがたい。 彼女らをとりまく環境の点でいえば、強姦の件数は警察に届けがあったものだけで年間1402件であり、4日に1度はどこかで女がレイプされて いる計算だ(『平成21年の犯罪情勢』)。堕胎件数は、10代にかぎってみても年間約2万3千件である(『平成20年度保健・衛生行政業務 報告』)。少女あるいは女たちが幸福な性生活を送れる環境に、まだ日本はなっていない。 なのに、早々に、HPVワクチンだけは付与される。ワクチンの公費助成を実現できるほど発言力や資金力のある人たち(医師やマスコミや 行政)が、ワクチンを推進するのと同じ熱意で、性教育の必要性をうったえ、レイプや望まない妊娠の廃絶に尽力すれば、さぞかし事態は 改善されると思うのだが。現実にはそれはなされない。 関係者たちの力の入れどころのアンバランスさを見るにつけ、「アタマは空っぽでいいから、カラダだけはキレイにしておきましょうね」と少女たちに いっているようで、心底ゾっとするのである。 (>>2以下に続きます)
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