出会いの法則
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映画:この1年 目立った洋画の落ち込み 期待は3Dに 邦画では佳作次々と 「不況、不況」の大合唱の中でも、映画界はここ数年、景気がよさそうだった。しかし、実は薄氷 を踏むような危うさを秘めていた。今年はとうとう、その実態が世間にも漏れ出たようだ。 数字を見れば、公開本数約800本、年間総興行収入1948億円の前年並みか、やや欠けるぐら いにはなりそうだ。 例年、興行を引っ張る東宝は「ROOKIES 卒業」の興収84億円を筆頭に、30億円超のヒ ットを連発した。松竹にはアカデミー賞外国語映画賞受賞効果で62億円を稼いだ「おくりびと」が ある。東映は、カメラマン木村大作の初監督作「劔岳 点の記」が25億円。角川映画製作(東宝配 給)「沈まぬ太陽」や、日活製作(松竹配給)「ヤッターマン」なども気を吐いた。 洋画では「ハリー・ポッターと謎のプリンス」が80億円。マイケル・ジャクソンのドキュメンタ リー「THIS IS IT」が予想外の40億円に迫る勢い。それなりにヒット作は数えられる。 だが、後が続かない。大ヒットか大コケかの二極分化は固定化し、特に洋画の落ち込みは目を覆う ばかり。 稼ぎ頭のハリポタにしても、6作目の今回は1作目の半分程度。世界興収800億円の「トランス フォーマー リベンジ」は、日本では21億円と“惨敗”。話題作も当てにならず、単館でロングラ ンヒットという成功はもはや昔話。DVDやテレビ放映といった2次使用も期待できなくなっては、 従来のビジネスモデルは崩壊だ。 ワイズポリシー、ムービーアイと、中堅どころの配給会社が立て続けに倒産した。これは業界変動 を象徴する“事件”だった。新たな展開が見えず、危機と伝えられる配給会社は他にもあり、苦境は さらに続きそうだ。 窮状打開を期待されるのが、デジタルの立体(3D)映画だ。年末に世界一斉公開される米の「ア バター」に照準を合わせ、今年は映画館の設備導入が一気に進んだ。3D対応スクリーンは、10月 末で315を数える。3D映画自体も増え、いずれも好成績。興行面でも質の面でも影響は未知数な がら、映画は新たな地平を獲得しつつあるようだ。 地盤は揺らいでも、記憶されるべき作品は少なくなかった。 西川美和監督の「ディア・ドクター」と是枝裕和監督の「空気人形」は、現代社会への目配りを忘 れない佳作。根岸吉太郎監督の「ヴィヨンの妻 桜桃とタンポポ」は、太宰治を現代によみがえらせ る挑戦だった。園子温監督による破天荒で壮大な愛の叙事詩「愛のむきだし」、伝統的家族とインタ ーネットの戦いと共存を明るくうたった細田守監督のアニメ「サマーウォーズ」なども、強い印象を 残した。公開本数が急増するドキュメンタリーでも、松江哲明監督の「あんにょん由美香」、想田和 弘監督の「精神」など、若手が意欲作を送り出した。 こうして見れば、映画の力はまだまだ健在。それをどう観客に届けるか、映画界の底力が試されて いる。【勝田友巳】 (毎日新聞) :
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